庭の「ダフネ」
庭の「ダフネ」にも春がそこまで来ている。
写真を整理していたら、1984年に行ったバチカンのサン・ピエトロ大聖堂の写真が何枚か出てきた。ベルニーニの大天蓋も写っていた。そういえば、あのとき残念なことがあった。
隣のシスティーナ礼拝堂などのバチカン美術館が休館日で、翌日ボルゲーゼ美術館の前まで行ったが、これまた休館日。ずいぶん途方に暮れた思い出がある。日・月の予定が逆だったらと悔やまれたが、初歩的なミスだった。結局ベルニーニの「アポロとダフネ」に会うことはできなかった。
写真は庭にある月桂樹の花芽だが、昨年の秋からほとんど姿は変わっていない。私にとってこの芽の印象があまりにも強いので、花の姿を思い起こすのが難しいくらいである。きっと仕事が忙しくて、毎年花の咲いた木をよく見ていなかったからかもしれない。カメラを向けることもなかった。開花は早くても4月中旬ごろだと思う。
この月桂樹は、約30年ほど前、新築祝いに友人から苗をもらって植えたもの。ほとんど手入れをしていないけれども、それなりに元気に育っている。伸びすぎないように、2㍍ほどに毎年高さを抑えている。
剪定時に、切り取った小枝をそのまま乾燥させておいて、ときどき煮込み料理に葉を使ったりする。種類によって香りの強弱があるらしいので、市販のローリエと一度比べてみたい。
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