伊賀上野と柘植へ ①
先週末、伊賀市へ行った。最近になって、もっと芭蕉のことを知りたいと思うようになっていたので、まずは生誕の地を訪ねてみることにした。日帰りなので要所だけの訪問にとどめた。最初に上野公園、芭蕉翁生家、蓑虫庵へ。午後は帰り道に、柘植の芭蕉公園、萬壽寺、そしてもう一つの生家阯へ。
最初に訪れたのは上野公園の「芭蕉翁記念館」。池には蓮と杜若。蜻蛉が無数に飛び交っていた。杜若は一番花だろうか。館内では「芭蕉の生涯」の企画展。
人生50年を8期に分け、発句・俳文・手紙などの資料が要領よく展示されており、私のように芭蕉に詳しくない者にとっても短時間で理解の進む内容だった。
続いて「俳聖殿」へ。芭蕉の旅姿を表しているという。
上から、笠、顔、衣・簑、脚・杖。芭蕉生誕300年を記念し建設された。完成したのは構想から2年後の1942(昭和17)年とのこと。かの伊東忠太の設計指導があったという。
なお公園を散策中、慰霊碑を2つ見た。ひとつは戊辰戦争の戦死者を祀った「彰忠碑」、その横には「慰霊塔」と母子像があり、「慰霊塔」の前で祈る地元の方と思われる男性を見かけた。
次回は、「芭蕉翁誕生之地」、そして「蓑虫庵」について。
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