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2017年5月18日 (木)

伊賀上野と柘植へ ②

公園を出て東へ10分ほど歩くと生家の塀が見え、「芭蕉翁生誕之地」の碑と句碑(古里や臍のをに泣としのくれ)がある。生家の入り口は塀の角を左に曲がったところにある。
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裏庭に、『貝おほひ』を記した「釣月軒」、弟子が芭蕉のために建てた「無名庵」の跡もある。月日は不明だが1644年この地に生まれ、29歳で江戸へ旅立つまで住んでいた場所といわれる。ところが生誕の地については異説もある(もうひとつの柘植の生家阯はこの日の午後に訪れた)。

さらに車で南へ5分ほど走る。
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「蓑虫庵」。上野にあった芭蕉ゆかりの五庵(無名庵、西麓庵、東麓庵、瓢竹庵、蓑虫庵)のなかで、後世に再興された唯一の庵とされる。弟子の服部土芳が1688年に開き、現在のものは昭和初期に整備された。ここには、芭蕉堂、茶室、いくつかの句碑・塚や土芳の供養墓(碧梧桐揮毫)もある。庭の草木は初夏の爽やかな色に染まり清々しい。
庵の茅葺屋根に貝殻(アワビ)が乗っていた。烏除け、だろうか。
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蓑虫庵でゆっくりしたので、すでに午後なってしまった。
柘植方面へ向かうために、名阪国道へ入ることにした。

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