稲穂
岐阜の実家の掃除を終えて帰る途中、ふと稲穂が見たくなって車を止めた。父親に厳しく育てられた母は、食事中ご飯粒ひとつ床に落としただけで張り倒されたという。車を運転しながら、そんな話を思い出したからだ。
さらさらと流れ行く雲の下、穂が頭を垂れ、秋風に揺れていた。
ねばりなき空にはしるや秋の雲 丈艸 「東華集」
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