聖ヨハネ教会堂
「帝国ホテル中央玄関」は明治村の最北(5丁目)にある。
ここから目的の教会のある最南の1丁目までひたすら歩く。
明治村には教会が四つある。
今回は「聖ヨハネ教会堂」と「聖ザビエル天主堂」へ行く。
「聖ヨハネ教会堂」(重要文化財 旧所在地:京都市)
この建物は村に入らなくてもいつも見えている。
現役で仕事をしていたころ、職場からの帰り道に必ずその姿を見ていた。もちろん夏場のまだ陽の残る夕方だけなのだが、車を運転しながら尖塔部分が見える場所を通りかかると、一日無事に過ごせたことを感謝したくなったものだ。あたかも自分の家のように今もなお思い続けている教会。
南側の村外からの見慣れた姿。
これもあえてモノクロの16mmで。
2階が礼拝堂になっている。
天井の竹の簀(す)は京都の気候に合わせて使ったといわれる。
大窓トレーサリー。
昭和9年の室戸台風で破損したが、明治村移築後に修理・復原。
復原前のオリジナルと違うところがあるのだろうか。
でもこのデザインは簡素で美しい。光量によって印象も大きく変わる。カメラの露出を変えながら何枚も撮りたくなる。
この日、村内に入ったのは午後2時過ぎ。
帝国ホテル中央玄関で長居をしてしまったので、教会巡りは時間不足になってしまった。次の「聖ザビエル天主堂」に行くために、急ぎ足で再び北入口方面へ戻ることにした。
参考:『博物館明治村ガイドブック』平成30年3月
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