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2020年7月22日 (水)

trois heures

お八つのどら焼きを食べながら、午後三時の句を探してみた。

ひぐらしのこゑのつまづく午後三時   飯田蛇笏

カップにはカップの漣午後三時       佐藤成之

蟻の穴大きく見ゆる午後三時         柿本多映

そういえば若いころ、こんな言葉について考えていたこともあった。

Trois heures, c'est toujours trop tard ou trop tot pour tout ce qu'on veut faire.
Un drole de moment dans l'apres-midi.

                           " La Nausée "(1938)
                          Jean-Paul Charles Aymard Sartre

サルトルの『嘔吐』の一節。
むかしは多くの人に引用されていたが、今はどうなのだろう。

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