団扇
実家に何枚か団扇が残っている。どれも奈良で入手したもので、お盆や祭りに因むものが多い。たとえば盆踊りの採物としての団扇には、依り代の役目があると物の本で読んだことがある。
そうなると「御守」と同じで、気軽に処分できなくなる。
左は奈良大文字保存会が配ったもの。奈良大文字焼き(高円山送り火)は戦後になってからの行事で、戦没者慰霊が目的。
右は、采女神社と猿沢池などで執り行われる「采女祭」のときに手に入れたもので、エアコン嫌いだった母のお気に入りの団扇のひとつだった。小さく平成7年9月9日の書き入れがあるので、ちょうど25年前の今日は「仲秋の名月」の日だったことがわかる。
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