ひやおろし
なつものをしまふ梢の昃りけり 鈴木しづ子 『春雷』
きのうの市内は行楽帰りの車で大混雑。
すこしおさまった夕方に買い物。
吹き続ける秋の風が心地よい。
日ごろほとんど酒屋へ立ち寄ることはないのに、この日はなぜかふら~っと。
酒の知識がないから、幾つもの銘柄に付いている「ひやおろし」の文字の意味がわからない。
店のひとがとっても長い解説をしてくれて、少しはわかったような気になったが、買い物かごに「ひやおろし」は入れなかった。
帰り道、秋風に髪を靡かせているような姿の雲をみつけた。
陽をうけて黄金色に輝いていたが、しばらくすると形が崩れて何本もの細い筋雲になり、やがて夕空にとけていった。
| 固定リンク
コメント