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2020年10月 4日 (日)

秋の七草といえば、萩。
むかしよく通った奈良の白毫寺(→★)は萩寺ともいわれている。ただその印象が強すぎるためか、他で咲く萩にはこれまで見向きもしなかった。

先日「明治村」をひとりで散歩していたとき、鷗外・漱石の住宅を見たあと、ふだんはほとんど立ち寄らない「日本庭園」をのぞいてみた。花をつけている木々はなくて、全体に雑然とした様子(とくに出入り口の雑木林付近)だったが、ただ萩だけがひっそりとあちらこちらで彩りを添えていた。白萩も可憐。萩をこうしてじっくり見るのは何年ぶりだろうか。
庭を出ようとしたとき、見過ごしてしまいそうな奥まった暗い日陰のなかに、とりわけ叢生している場所があってしばし見入ってしまった。
そんなわけで帝国ホテル喫茶室へ行く時間がなくなってしまって残念。
新メニューがあったらしいのに。
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       博物館明治村「日本庭園」 1/Oct./2020

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