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2021年1月22日 (金)

沼狸

晴れたので自宅近くの新郷瀬川沿いを散歩。
マガモ(たぶん夫婦)、カルガモ(やっぱり雌・雄がどうしてもわかりません!)、アオサギ、ダイサギも。
百舌鳥(餌取りを披露)、さらにジョウビタキ、ツグミの群れ・・・
長閑、平穏な昼下がり。
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で、何気なく向こう岸に目をやると、いじけたような、ふて腐れたような、それでいて哀愁漂う後ろ姿。
お、カ、カピ・・?! じゃなくて、
久しぶりに目にする沼狸であった。
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彼ら一族、戦時中はパイロットの飛行帽などの防寒用裏地に使われたりとかで、ずいぶん輸入・養殖されてたのだろうけれど、このヌートリア、今は指定外来生物として害獣になってしまった。陽の高いときに姿を見せるのはめずらしいが、小腹が空いて短いお八つの時間だったのか、ほとんど後ろ姿しか見せてくれず、すぐ水際の茂みに隠れてしまった。

家に帰って、「環境省」の指定外来生物のパンフを眺めていた。
なかに「アライグマ」の解説も。例の人気テレビアニメの影響も書いてはあるが、むしろそれ以前のこととして、初めて知る「或る事実」が。
アライグマの野生化が国内で最初に報告されたのは1962(昭和37年)、愛知県犬山市の事例であるとされています。同市にある動物飼育施設で飼育されていたアライグマ12頭が柵から脱走したものです。手先が器用で力も強く、木登りも巧みなアライグマは、安易な飼育体制ではすぐ脱走してしまいます。しかし、当時はそうした認識も十分ではなかったのでしょう。
 「分布を拡大する外来哺乳類 アライグマ ハクビシン ヌートリア」
             環境省自然環境局生物多様性センター 発行

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