♪萠黄色のスナップ
大島桜 2021/3/10 江南市(国営木曽三川公園)
紅も萌黄も見ゆる木の芽かな 正岡子規
川沿いを歩いても、どの公園に行っても木の芽時。
日中かなり暖かい日が多くなったので、先日久しぶりに掃除と片付けのために実家へ行った。帰り際、埃をかぶり置きっぱなしだったCDの中から適当に数枚持ち出し、そのなかの1枚を車の中で流し始めると、やがて踏み込んではいけない '危険地帯’(笑) に迷い込んでゆく。
1曲目にはデビュー曲「萠黄色のスナップ」。
結局帰宅までこの曲だけを延々とリピート。かなりボリュームを絞っても、たとえ車の外が騒がしくても、旋律にのった声はいつもハッキリと伝わり響いてくる。歌詞そのままに「どこか遠くから風にのって きらめく歌が聴こえてくる 」。声には、すでにあの色艶もあり、それでいて初々しさもあって、23歳の彼は芽吹き時の今の季節を何の衒いもなく軽やかに詠っている。詞の一節に「五月の春が笑いながら」とある。もちろん彼らの故郷北海道旭川のこと。
*「萠黄色のスナップ」1982年:「萠」の字を「萌」とする後のアルバムもある。ただしデビュー時は「萠」(変換できないが、4画くさかんむり)となっている。
作詞:安全地帯/崎南海子 作曲:玉置浩二 編曲:安全地帯/星 勝
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