うだつの上がる町で
花は葉に巻けば細身の男傘 岡本 眸
美濃市 Sep./2017
先日、所用があってひとり郡上八幡へ行った帰り道、運転しながら、或るモノに洋紙ではなく和紙を使ってみようと急に思いついた。
美濃ICから出て、以前立ち寄ったことがある「うだつの町並み」の店を訪ね、「美濃和紙あかりアート館」で小休止。パンフを見ていたら、「美濃和紙の里会館」で岐阜和傘の企画展(→★)があると知り、ちょっと遠いなと思いながらも車を走らせた。
着いたときにはもう4時を過ぎていて、結局入館していたのは自分ひとりだけだった。展示はこぢんまりしたものだが、和傘はどれも美しく魅惑的であり、女傘だけでなく男傘にも「艶」を感じたのは、どの傘にも女性職人の技や感性が垣間見えたからかも。日曜日(6/6、6/20)には製作実演もあるらしい。
岐阜和傘の最盛期は昭和20年代中頃だったらしく、しかも全国至る所で和傘はつくられており、洋傘の販売量を大きく上回っていた。その当時、戦後復員した父が岐阜和傘に1年ほど関わり、苦労もしたことをあらためて思い出す(以前の記事→★)。
「美濃和紙の里会館」企画展示 3/Jun./2021
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