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2021年9月

2021年9月27日 (月)

旗本徳山氏のこと②

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古い話になるが、戦後復員して3年後にようやく父が定職を得て、最初の赴任地となったのが岐阜県西部の揖斐郡だった。結婚生活が始まり、自分が生まれて2歳までいたところでもある。
仕事で揖斐郡内を巡回していた父は、徳山村にもたびたび足を運んだ。父にとっては忘れがたいところだったようで、とくにその現場を目の当たりにした1954(S29)年5月の「徳山村大火」のことをよく話してくれた。
父は徳山村についての新聞記事や資料の抜き書きをしたり、旗本徳山氏のことも図書館で調べていたようだ。徳山ダム建設に関する資料も残しているのは、徳山村がダムの底に沈んでしまうことをとても悲しんでいたからだろう(ダムのことはまたいつの日か)。

話を戻す。もともと戦国期の徳山氏は織田信長などに仕えていたが、関ヶ原で家康の東軍方につき、江戸幕府を支える約5千石の旗本(初代五兵衛則秀)として重用された。もちろん江戸に屋敷を構えてからは、当主が徳山郷や各務原の陣屋へ来ることは一度もなかったはずである。
やがて3代目の五兵衛重政が幕府の大きな仕事を任されることになる。(次回へ)
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旗本初代徳山五兵衛(則秀)の肖像
(各務原市西市場にある陣屋公園説明板の一部分)


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2021年9月25日 (土)

旗本徳山氏のこと①

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きのう岐阜市の実家に車を置いてサイクリングに出かけた。
といっても往復約35㎞で汗も出ず、準備運動程度でおわってしまったので不完全燃焼(できるなら昔巡った富山湾、浜名湖、渥美半島あたりでもう一度銀輪散歩したいなあ、などと夢見るのでした)。

さて、各務原市内の史跡や公園をいくつも回ったが、とくに「旗本徳山(とくのやま)氏陣屋公園」(史跡:旗本徳山氏更木陣屋跡)、そして西市場の「神明神社」が印象的だった。旗本徳山氏は、本拠地だった揖斐の徳山村だけでなく、この各務原の地にも知行地をもっており、江戸幕府の有力者のひとりだった。
これから数回、旗本徳山氏のことを少しメモしてみたいと思う。実は徳山村は父にとっても思い出に残る特別のところだったのである。

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2021年9月19日 (日)

キューピーの鼻

今日午前中、各務原の伊木山へ入った。久しぶりに恵那山と御嶽山に挨拶できたが、誰にも出会わなかった。
標高170㍍あまり。おととし歩いた時と同じコース・距離なのに疲労感はやや強めだった。去年からの運動不足を反省すべきか。
往復約4.5㎞。時間にして1時間半程度。歩数約5800歩。スマホアプリの計算では登った階数が28階らしい。
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山頂を経由し、眺望の良い東側の展望台「キューピーの鼻」をめざす。
ゆっくりトレッキングするなら西側から山を東西に往復するが、今回は「キューピーの鼻」だけを目指すので、最短コースの南北の強い勾配を一気に登る。なぜ「キューピーの鼻」なのかは、これを見ていただくと一目瞭然(→Wikipedia写真)。

到着。まずは御嶽山(3,067㍍)に挨拶。
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続いて恵那山(2,191㍍)にも(右奥)。
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残念ながら東方面の透明度はあまり良くなかった。午前10時ごろに南から雲が出始め、犬山は午後曇空になり、夜は少し雨が降った。547dsc01407_20210920005701



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2021年9月15日 (水)

森川杜園展

難しいかもしれない。でも行ってみたい。
どうなることやら。期間 9/23~11/14
東博からは、懐かしい「九面観音立像(模造)」も来る。
以前の記事

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2021年9月13日 (月)

母の百日紅

母の実家は数十年前に隣家の手に渡り、今は倉庫代わりになっていて人は住んでいない。
小学生の頃、夏休みや冬休みの半分近くをそこで過ごしたが、今思えばなぜそんなに長い間母は実家に帰っていたのだろうと不思議でならない。もちろん祖父母の農作業を手伝ったりはしていたのだが、それだけが理由であったとは思えない。

下は母が亡くなった一昨年、8月に立ち寄ったときの写真。山々からヒグラシの大合唱が聞こえるなか、実家の庭になつかしい百日紅が咲いていた。母がずいぶん好きだった木で、昭和の初めから植えられていたそうだが、今咲いている百日紅は2代目かもしれない。まだ幼い頃、「サルスベリ」という木の名を最初に教えてくれたのは、まちがいなく母であったと思う。
次に訪れたとき、挿し木用に枝を分けてもらうつもりだ。
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2021年9月 7日 (火)

行き合ひの空

季節は晩夏と初秋のあわい。
東では10月並の低温が続いている所もあるらしい。
今日富士山で初冠雪、乗鞍岳畳平からは初霜・初氷の便り。

久しぶりに実家の掃除へ行き、家の中の空気を入れ替えた。南側の部屋から景色を眺めると、家々の屋根近くをツバメが飛び交っている。彼らが南国へ旅立つ日も近いかもしれない。
遠くの山々に雲の峰はあるが、盛夏の勢いはもうない。その一方、見上げる高い空は澄みきっていて、さば雲やひつじ雲らしき秋の雲が陣取り、低いところをちぎれ雲がサラサラと流れたり、消えたりしていた。
まさしく行き合(交)ひの空なり。

 9月7日正午岐阜市にて
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夏衣かたへ涼しくなりぬなり夜やふけぬらむ行合ひの空 慈円
 
備忘録(すぐ忘れるので):
この慈円の歌の本歌は「古今和歌集」夏歌の最後にある躬恒の
夏と秋とゆきかふ空のかよひぢはかたへ涼しき風や吹くらむ 
であり、すぐ続いて秋歌冒頭に藤原敏行の

秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる 
があって、ある意味劇的な配置となっている。

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2021年9月 4日 (土)

タイトルバナー(2)

タイトルバナー2回目。去年や今年の5~8月の日常風景。
6番目の通称「ロボット水門」は、岐阜公園側にありますが、その原型は昭和初期に作られたものです。岐阜県近代化遺産のひとつ。
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2021年9月 3日 (金)

タイトルバナー(1)

昨日の記事の続き。

3回ぐらいに分けて、スマホ画面では無視されていた最近のタイトルバナーを幾つか置きます(拡大可)。今さら置いたところで、どうなの?という気もしないではないですが、俳句のような日常の記録として置いておきます。

これらのうち「空蝉」は7月下旬に我が家の門塀にしがみついていました。去年の家の建て替えで、以前庭だった所がほぼ駐車場になり樹木もほとんどを処分したので、きっと地下に潜っていた蝉の幼虫たちはどこから地上に出ていいのかずいぶん迷ったのだと思います。その苦労を偲んで好きな句を捧げました。
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2021年9月 2日 (木)

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