再びの「雪の科学館」
今月初めに北陸の芭蕉ゆかりの地を巡ったことは先日記事にしたが、加賀市に立ち寄ったときどうしても再訪したいところがあった。それはこのブログをはじめたころに記した(→★)中谷宇吉郎の「雪の科学館」である。そのときの記事(2017年)は彼の『雪雑記』にあった体験と自分の幼少期に体験した雪の思い出を重ね合わせて書いたものだった。
はじめて「雪の科学館」を訪れてから約17年の歳月が過ぎた。2006年に写した携帯電話の写真をもういちど見てみる。
そして下が今回同じような位置から撮ったもの。
手前にある大きく生長した樹木が年月の移り行きを語っている。
風景を眺めながら17年前の自分を振り返り、この間何事も無くこの木がここにあること、科学館が変わらない姿であることに安堵もし、そういえば、館の設計に携わった建築家磯崎新が昨年末に旅立ったことも思い起こしたのである。
「中谷宇吉郎 雪の科学館」20230806 石川県加賀市
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