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2017年1月 6日 (金)

はじめに

このブログは、父の遺稿「従軍略記」を編集したものです。

タイトルはブログ用に改名し、「海の陸兵」としました。
父から聞き取った体験談、私が調べたことなども付け加えてあります。元になった「従軍略記」そのものは、すでに2年前、小冊子にして縁者・知人には配付しました。このブログ記事では、原文の一部はそのまま掲載してありますが、むしろ私の調べたことを題材にして、父の軍歴をより詳細に辿ることに重きを置いたものにしました。そのため、記事は軍歴の順番にならない箇所もあるかもしれません。

父の軍歴には、世に有名な作戦や戦闘への参加はありません。でも、英軍潜水艦から攻撃されたことやシンガポール等での厳しい抑留生活は経験しています。戦争から生還できたからこそ書き遺すことのできた事実とその記憶は、大切にしたいと思っています。
遺稿の編集は、もともと父の供養にと思ったことがきっかけでした。1週間もあれば出来上がるだろうと予想しての作業でした。ところが詳しく読み、編集するにつれて、先の戦争について調べたり、父の生きた時代を振り返ることに多くの時間を費やすようになりました。
この遺稿を記した父の願いも、実はそうした時間を私に与えることにあったのではないかと思うようになりました。編集中に、生前の父が知りえなかった事実も明らかになり、内外の人たちと連絡を取り合うこともできました。

先の戦争では、大正生まれで高小卒の若者が兵士の大半を占めていました。父もまたそうした若者のひとりでした。彼らの大半はすでに世を去り、その子の世代も次世代に後ろ姿を見送られようとしています。これを読んでくださった方々が、父の記憶のほんの一片だけでも受け継いでくださったのなら、父の願いは叶えられたと思っています。

*上述の編集の経緯は、いずれ詳しく記すことにします。
*全体は幾つかの章(ブログではカテゴリー)に分けてあります。
*人名は、数名の方を除き、すべて匿名扱いとしました。
*掲載の「絵葉書」は、ブログ主の蒐集したものです。

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