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2017年11月14日 (火)

かかみがはら航空宇宙科学博物館

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現在は閉館中の「かかみがはら航空宇宙科学博物館」。
来年3月24日には「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」として生まれ変わる。

三式戦闘機「飛燕」が昨日まで収蔵庫で分解展示されていた。この一機しか世界に残っていないという。きのう、分解展示最終日の姿を見てきた。
もともとこの機体は、二型試作機として1944年に各務原の工場で製造され、陸軍航空審査部に所属していた。敗戦直後には東京の福生飛行場(今は米軍横田基地)で米軍に接収され、1953年まで横田基地で屋外展示されていた(上の2枚目のように星条旗マークで)。同年、日比谷公園で展示され日本航空協会に譲渡されたが、1986年からは知覧特攻平和会館に貸与されていた。
2年前、生まれ故郷の各務原川崎重工岐阜工場で約1年の修復作業ののち、昨年からこの博物館収蔵庫で分解展示されていた。

参考:
『飛燕の時代  キ61「飛燕」初飛行70周年記念展』 図録 (2016年改訂版)
『丸』 2016年4月号、『丸 別冊』 2017年1月号 など
    
    

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